【大谷翔平投手も使用】
↓↓↓球速UP & 怪我防止に効果的↓↓↓

第15回 【メジャー(MLB)左投手】球種・投球割合

2023年2月9日

2020年のメジャー(MLB)左投手のトラックマンデータの解析結果を紹介したいと思います。
分量が多いので数回に分けて紹介します。今回は「球種・投球割合」です。
データ元はBaseball Savantで、右投手については過去記事を参考にして下さい。
第6回 メジャー(MLB)右投手の球種、投球割合


1. メジャー(MLB)左投手の球種・投球割合(2020年)

全打者

メジャー(MLB)左投手の投球割合(全打者・2020年)

2020年にメジャー(MLB)左投手が投げた球種はトラックマン上では8球種
球種の割合としてはストレート、スライダー、ツーシーム、チェンジアップが8割を占める。
カットボールは少なく、カーブよりも少ない7%
右投手に比べると、チェンジアップとカーブの割合が多く
スプリットとスライダーとナックルカーブの割合が少ない

右打者

メジャー(MLB)左投手の投球割合(右打者・2020年)

右打者への投球割合はチェンジアップが多く、スライダーが少なめ

外のボールが甘くなりやすいため、スライダーは右打者には使いにくい

チェンジアップはシュート成分を生かしてアウトローのストライクからボールに投げる投手が多い

やきゅまる
アウトローの逃げる球は野球の基本だね

左打者

メジャー(MLB)左投手の投球割合(左打者・2020年)

左打者への投球割合はツーシームとスライダーが多く、チェンジアップが少なめ

左打者にはスライダーはアウトローのストライクからボールに投げる投手が多い

スライダーを生かすために、ツーシームはインコースに投げて詰まらせるのに使っている投手が多い

チェンジアップはシュート成分が多く、外のボールが甘くなりやすいため左打者には使いにくい

2. まとめ

今回は2020年のメジャー(MLB)投手のトラックマンデータの解析結果として、
メジャー(MLB)左投手の球種・投球割合」を紹介しました。

メジャー(MLB)左投手の球種・投球割合

・2020年にメジャー(MLB)左投手が投げた球種は実質8球種

・ストレート、スライダー、ツーシーム、チェンジアップが8割を占める

・カットボールは少なく、カーブよりも少ない6%

・右投手に比べると、チェンジアップとカーブの割合が多く、スプリットとスライダーとナックルカーブの割合が少ない

・右打者への投球割合はチェンジアップが多く、スライダーが少なめ

・左打者への投球割合はツーシームとスライダーが多く、チェンジアップが少なめ

次回は「メジャー(MLB)左投手のコース別投球数」を紹介する予定です。