第16回 【メジャー(MLB)左投手】コース別投球割合

2021年10月28日

前回からの続きで2020年のメジャー(MLB)左投手のトラックマンデータの解析結果を紹介したいと思います。
分量が多いので数回に分けて紹介します。今回は「コース別投球割合」です。
元データはBaseball Savantで、右投手については過去記事を参考にして下さい。
第7回 メジャー(MLB)右投手のコース別投球割合

1. コースの説明

Baseball Savantのコース番号(捕手目線)
Baseball Savantのコース番号(捕手目線)

Baseball Savantではコース(ゾーン)を13個に分けて記録。1~9がストライクゾーンです。
例えば「1」は右打者のインハイのストライクゾーンです。
「10」は空番でどのコース(ゾーン)でもありません。

2. コース別投球割合

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)

右打者にはインローのボール球が割合が高く、またストライクゾーン内は真ん中の割合が高い
左打者にはアウトローの割合がとても高い。それを生かすためかインハイのボール球の割合も少し高い

やきゅまる
やきゅまる
ここから球種ごとに見るよ

ストレート

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_ストレート
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_ストレート

右打者には高めの割合が高く、特にアウトハイのボールゾーンが高い
左打者にはアウトコースへの割合が高く、インローへの割合はとても低い

ツーシーム

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_ツーシーム
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_ツーシーム

右打者にはアウトローへの割合が高い
左打者にはインローへの割合が高い

スプリット

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_スプリット
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_スプリット

低めへの割合がとても高い。
右打者にはアウトロー左打者にはインローの割合が高い。

カットボール

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_カットボール
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_カットボール

右打者にはインコース左打者にはアウトコースへの割合が高い。

チェンジアップ

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_チェンジアップ
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_チェンジアップ

低めへの割合がとても高い
特に右打者にはアウトローの割合が高い

スライダー

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_スライダー
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_スライダー

右打者にはインロー左打者にはアウトローの割合が高い。
「バックドア」はほとんど投げられていない。

カーブ

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_カーブ
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_カーブ

右打者にはインロー、左打者にはアウトローの割合が高い。

ナックルカーブ

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_ナックルカーブ
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合(2020年)_ナックルカーブ

右打者にはインロー、左打者にはアウトローの割合が高い。

3. まとめ

今回は2020年のメジャー(MLB)投手のトラックマンデータの解析結果として、
メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合」を紹介しました。

メジャー(MLB)左投手のコース別投球割合

・右打者にはインローのボール球、ストライクゾーン内は真ん中の割合が高い

・左打者にはアウトローの割合がとても高い

・ツーシーム、カットボールなどの速く曲がる球は、コースに偏りがある

・スプリット、チェンジアップなどの落ちる球は低めが多い

・スライダー、カーブ、ナックルカーブなどの曲がる球は、右打者にはインロー、左打者にはアウトローが多い

次回は「メジャー(MLB)左投手のカウント別投球数」を紹介する予定です。