第75回 【MLB】前田健太投手のリリースポイントがまた変わった!(2021年4月1日投球分析)

2021年11月22日

メジャーの日本人投手が全員投げたので、初登板の投球分析を紹介していこうと思います。

まず最初は「前田健太投手の2021年4月1日投球分析」です。

データはBaseball Savantのトラックマンデータを使用しました。今回からBaseball Savantのデータに「回転軸」と「得点期待値」の項目が追加されていました。


1. 投球概要(2021年4月1日)

現地時間4月1日、ツインズの前田健太投手がブルワーズとの開幕戦に先発し、5回途中2失点(自責1)でマウンドを降りました。

初回、3者凡退と順調な立ち上がりでしたが、2回以降は苦しみました。2回は無死一、二塁のピンチをしのいだものの、2点先取した3回は2死満塁からショーに押し出し四球を献上。4回は2死から一、二塁としたものの、ヒウラを空振り三振に抑えました。5回、先頭・イエリッチの右前打、遊撃・シモンズのエラーなどで1死一、二塁のピンチを招いたところで降板。

投球内容としては88球(ストライク57球)、5奪三振3四死球、6安打2失点(自責1)で防御率2.08でした。

やきゅまる
やきゅまる
前田投手にしては珍しく3四死球

2. 右打者にツーシームを多投

2020年との比較

前田投手の投球割合_2020年との比較

左右別

前田投手の投球割合_左右比較

2020年と比較するとツーシームの投球割合が多かったです。左右別で比較すると特に右打者にツーシームの多投しています。ツーシームはスプリングトレーニングでも多投しており、今シーズンは軸の一つに加えるのかもしれません。

また、今回から「回転軸」のデータから「スライダー」と「縦スラ」を分類しました。「回転軸」で分類した理由は下記の前田投手のyoutubeで「スライダーは握りは一緒でリリースの向き(回転軸)が違う」と発言されていたのを参考にしました。縦スラは右打者に多投しています。

3. 珍しくチェンジアップが打たれている

前田投手の球種別成績

球種別の成績を見ると、6安打中3安打がチェンジアップでした。2020年のチェンジアップ被打率は.122なので珍しくチェンジアップが打たれたことになります。

4. 球速と回転数は昨年並

前田投手の球速と回転数

2020年と比較すると、球速は同じあるいは少し速かったです。特にツーシームが去年より球速が出ています。回転数も2020年と同じくらいなので、調子は悪くなさそうです。

5. 中盤に少し球速低下

前田投手の回別球速

回別の球速を見ると、4,5回の中盤に球速が1~5km/h低下しています。2回以降はピンチの連続だったのが響いたのかもしれません。

やきゅまる
やきゅまる
開幕だから緊張で疲労しやすかったのかな?