【大谷翔平投手も使用】
↓↓↓球速UP & 怪我防止に効果的↓↓↓

第24回 【MLB】有原航平投手はメジャーで通用するのか?

2024年4月2日

今回は「有原投手はメジャーで通用するのか?」ということで、
「投球割合、左右被打率・球速、被打率・被本塁打率、奪三振球種割合・空振率・見逃率」
の2020年のデータから投球分析して、有原投手がメジャーで通用するのかを考えます。
データは下記のいくつかのサイトを参考にしてます。
プロ野球データFreak
Baseball LAB

変化球割合
ファイターズドットコム


[ミズノ]野球ボール回転解析システム MA-Q(センサー本体)
価格:32780円(税込、送料無料)(2021/2/9時点)


1. 基本情報・成績

所属日本ハムファイターズ
⇒ テキサス・レンジャーズ
ポジション先発
投打右投右打
生年月日1992/8/11
身長188cm
体重95kg
基本情報
有原投手の年度別成績

全体的に安定した成績である。イニングに対して四死球が少ないので、制球力が良いことが分かる。

2. 投球割合

有原投手の投球割合(2020年)

有原投手は7球種と多く、投球割合もバランス良く投げている。
左右のグラフは用意出来ませんでしたが、
右打者にはスプリット左打者にはチェンジアップを決め球に使用。
また右打者にはツーシームとスライダー、左打者にはカットボールの比率が高くなる

これはメジャー(MLB)右投手の投球割合に似ている。
第6回 メジャー(MLB)右投手の球種、投球割合

やきゅまる
こんなに球種が多く、バランス良く投げている投手はメジャーには居ないと思う

3. 左右成績・球速

有原投手の左右成績(2020年)
平均球速MAX球速
2015年145.7 km/h154 km/h
2016年146.1 km/h154 km/h
2017年146.5 km/h154 km/h
2018年146.6 km/h155 km/h
2019年147.2 km/h155 km/h
2020年148.4 km/h155 km/h
有原投手の球速(ストレート)

右打者に比べて、左打者の被打率が少しだけ高いが、苦手なほどの差ではない。
平均球速は3km/hほどメジャー平均よりも遅いが、
先発としてはほぼメジャー平均の投手と言える

年々平均球速が上がっているので、さらなる成長に期待出来る。
第10回 メジャー(MLB)右投手の平均球速・平均回転数

4. 被打率・被本塁打率

有原投手の被打率・被本塁打率(2020年)

決め球のスプリット、チェンジアップは被打率が低く
ツーシーム、カットボールの被打率が高い

これはメジャー(MLB)右投手と同じ傾向である。
第9回 メジャー(MLB)右投手のコース別被打率、被本塁打

違うのは、スライダーとカーブの被打率が高いことである。
スライダーは被本塁打率も高い

やきゅまる
スライダーの改善が必要

5. 奪三振球種割合・空振率・見逃率

有原投手の奪三振球種割合(2020年)
有原投手の空振率・見逃率(2020年)

ストレート、スプリット、チェンジアップが決め球と使用されていることが分かる。
スプリット、チェンジアップは空振率が高く、見逃率が低いことから
打者が見極められず、ボール球まで振っていると予想される。

一方、ストレートは空振率が2.7%とかなり低く、決め球として疑問である。
ただし、スプリット、チェンジアップが優秀であるので、
見逃率が高いことから見逃し三振を取る球種としては使える。

スライダーは空振率が高いのに奪三振が奪えていない
見逃率が高いことを考えると、ボール球のスライダーを振ってもらえていないと推測される。

やきゅまる
やっぱりスライダーの改善が必要

6. まとめ

利き手
年齢28
球種の豊富さ[usr 5 size=20 img="06.png"]
制球力[usr 4 size=20 img="06.png"]
球速[usr 4 size=20 img="06.png"]
奪三振能力[usr 3 size=20 img="06.png"]
ストレート[usr 3 size=20]
ツーシーム[usr 1.5 size=20]
スプリット[usr 4.5 size=20]
カットボール[usr 2 size=20]
チェンジアップ[usr 4.5 size=20]
スライダー[usr 3 size=20]
カーブ[usr 2 size=20]
対左打者[usr 3 size=20 img="05.png"]
各能力の評価

今回は「有原投手はメジャーで通用するのか?」を紹介しました。
ストレートの空振率が低いので、決め球ではなく、カウントを整えるのに使用した方が良いです。
決め球のスプリット、チェンジアップは、被打率が低く、空振率が高く、見逃率が低いのでメジャーでも通用しそうです。
スライダーは、被打率と見逃率が高いので改善すべきだと思います。
メジャー平均でも言えることですが、ツーシームとカットボールは被打率が悪いので割合を減らした方が良いです。

総括すると、日本人投手が活躍するための条件の「落ちる球」であるスプリット、チェンジアップの両方が投げられ大きな弱点はないことから通用する可能性は高いと思います。
ただストレートとスライダーの性能がイマイチなので、そこさえ改善されれば二桁以上勝てる投手になる可能性を秘めています。

やきゅまる
変化量や軌道が知りたいから、プロ野球のトラックマンのデータが欲しい!
スライダーは横の変化が少なそうだけど確認出来ない
まとめ

・ストレートの空振り率が低いのは課題

・スプリット、チェンジアップは通用しそう

・スライダーは改善の必要がある(改善出来れば強力な武器になる可能性)

・ツーシームとカットボールは被打率が悪いので、割合を減らした方が良い