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第29回 【中日】新外国人ランディ・ロサリオ投手の投球分析

2023年2月9日

今回は「【中日】新外国人ランディ・ロサリオ投手の投球分析」ということで、
メジャーに在籍していた2017年~2020年Baseball Savantのデータを紹介したいと思います。

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1. 基本成績

所属球団ミネソタ・ツインズ (2018 – 2019)
⇒シカゴ・カブス (2018 – 2019)
⇒カンザスシティ・ロイヤルズ (2019 – 2020)
⇒中日ドラゴンズ (2021 – )
ポジションリリーフ
投打左投左打
生年月日1994/5/18
身長185 cm
体重95 kg
基本情報
年度別成績

イニングに対して奪三振、与四死球は平均的
左打者の被打率がかなり低く、左のワンポイントとしてはかなり期待が持てる。

2. 投球割合

ロサリオ投手の投球割合(全打者)
ロサリオ投手の投球割合(右打者)
ロサリオ投手の投球割合(左打者)

ロサリオ投手がメジャーで投げていたのは、ストレート、ツーシーム、チェンジアップ、スライダー、カーブの5球種である。
ただし、カーブは数球のみで、チェンジアップも割合が少ないので実質3球種である。
2017年は約7割がストレートとツーシームだったが、年々スライダーの投球割合が増えている
右打者にはツーシームとチェンジアップ、左打者にはスライダーの割合が高い

メジャー平均と比べると、スライダーの割合が高い
第15回 【メジャー(MLB)左投手】球種・投球割合

3. コース別投球割合

ロサリオ投手のコース別投球割合

メジャー平均と比べると、低めの割合が多く、アウトローの割合が高い
第16回 【メジャー(MLB)左投手】コース別投球割合

ストレート

ロサリオ投手のコース別投球割合_ストレート

ツーシーム

ロサリオ投手のコース別投球割合_ツーシーム

チェンジアップ

ロサリオ投手のコース別投球割合_チェンジアップ

スライダー

ロサリオ投手のコース別投球割合_チェンジアップ

カーブ

ロサリオ投手のコース別投球割合_カーブ
やきゅまる
右打者にはインロー、左打者にはアウトローの割合が高いね

4. カウント別投球割合

ロサリオ投手のカウント別投球割合(右打者)
ロサリオ投手のカウント別投球割合(左打者)

カウント球にストレート、ツーシームを使用して、決め球にスライダーを使用している。

右打者にもスライダーを決め球にしているのはメジャー平均とは異なる。
第17回 【メジャー(MLB)左投手】カウント別投球割合

5. 被打率・被本塁打

球種別被打率

球種別被打率(2017年~2020年)

左打者のスライダー特に低い
ツーシームは左打者の被打率が低い
右打者には球数は少ないが、チェンジアップの被打率が低い。

やきゅまる
スライダーは日本でも通用しそう

コース別被打率

ロサリオ投手のコース別被打率

右打者はインロー、アウトハイの被打率が低い
左打者は全体的に被打率が低い
第18回 【メジャー(MLB)左投手】コース別被打率・被本塁打

コース別被本塁打

ロサリオ投手のコース別被本塁打

左打者の被弾は全てストレートである。

6. 球速・回転数

ロサリオ投手の球速・回転数
ロサリオ投手の平均球速・平均回転数
ロサリオ投手の平均球速・平均回転数_表

全球種メジャー平均よりも球速が速く平均回転数が少ない
第19回 【メジャー(MLB)左投手】平均球速・平均回転数

7. 平均リリースポイント・変化量

平均リリースポイント

ロサリオ投手の平均リリースポイント
ロサリオ投手の平均リリースポイント_前後
ロサリオ投手の平均リリースポイント_表

リリースポイントはメジャー平均よりも高く、頭より遠い
ただし、エクステンションはかなり球離れが速い
第20回 【メジャー(MLB)左投手】平均リリースポイント・平均変化量

変化量

ロサリオ投手の変化量
ロサリオ投手の平均変化量
ロサリオ投手の平均変化量_表

メジャー平均よりもストレートとツーシームはホップ成分がかなり少ない
スライダー、カーブも曲がり幅が小さい
第21回 【メジャー(MLB)左投手】軌道シミュレーション

8. 軌道

三塁側から見た軌道
上から見た軌道
捕手目線の軌道
捕手目線の軌道(トンネルポイントまで)

トンネルポイントで球種ごとに少し差異がある

9. 打球の種類比率・リスク管理

ロサリオ投手の打球の種類比率
ロサリオ投手のリスク管理

スライダーとチェンジアップの空振り率が高い
第22回 【メジャー(MLB)左投手】打球種類比率・リスク管理

やきゅまる
やっぱりスライダーが軸になりそう

10. まとめ

利き手
年齢26
球種の豊富さ[usr 2 size=20 img="06.png"]
制球力[usr 2 size=20 img="06.png"]
球速[usr 4 size=20 img="06.png"]
奪三振能力[usr 2 size=20 img="06.png"]
ピッチトンネル[usr 2 size=20 img="06.png"]
ストレート[usr 3 size=20]
ツーシーム[usr 3 size=20]
チェンジアップ[usr 2 size=20]
スライダー[usr 4 size=20]
カーブ[usr 1 size=20]
対左打者[usr 5 size=20 img="05.png"]
リリース近さ[usr 3 size=20 img="05.png"]
リリース高さ[usr 4 size=20 img="05.png"]
球持ち[usr 1 size=20 img="05.png"]
各能力の評価

スリークォーターの投球フォームからの平均球速150キロ超の速球は魅力だが、一番の武器はスライダーである。特に左打者への決め球として有効であるので、左のワンポイントとしては活躍しそうです。

成績と投球割合

・イニングに対して奪三振、与四死球は平均的

・ストレート、ツーシーム、チェンジアップ、スライダー、カーブの5球種

・カーブは数球のみで、チェンジアップも割合が少ないので実質3球種

・右打者にはツーシームとチェンジアップ、左打者にはスライダーの割合が高い

・低めの割合が多く、アウトローの割合が高い

・カウント球にストレート、ツーシームを使用して、決め球にスライダーを使用

被打率

・左打者のスライダーの被打率が特に低い

・ツーシームは左打者の被打率が低い

・右打者には球数は少ないが、チェンジアップの被打率が低い

球速、回転数

・全球種メジャー平均よりも球速が速く、平均回転数が少ない

リリースポイント、変化量、軌道

・リリースポイントはメジャー平均よりも高く、頭より遠い

・エクステンションはかなり球離れが速い

・ストレートとツーシームはホップ成分がかなり少ない

・スライダー、カーブも曲がり幅が小さい

・トンネルポイントで球種ごとに少し差異がある