第40回 【ヤクルト】田口麗斗投手の投球分析
3月1日に巨人・田口麗斗投手(25)とヤクルト・廣岡大志内野手(23)の交換トレードが、両球団から発表されました。
そこで今回は2019年と2020年のデータから「【ヤクルト】田口麗斗投手の投球分析」を紹介します。
データは下記のいくつかのサイトを参考にしてます。
プロ野球データFreak
Baseball LAB
変化球割合


1. 基本情報・成績
所属球団 | 読売ジャイアンツ (2014 – 2020) 東京ヤクルトスワローズ (2021) |
ポジション | 先発・リリーフ |
投打 | 左投左打 |
生年月日 | 1995/9/14 |
身長 | 171 |
体重 | 83 |


2. 投球割合

田口投手は2019年は5球種、新たにカットボールを習得して2020年は6球種でした。
ただし、投球の8~9割はストレートとスライダーを投げています。
2020年はフォークの割合が6%→11%に増えています。

3. 左右成績

2019年、2020年共に右打者の方が被打率がかなり低い。
しかし、本塁打を含めた長打は右打者の方が打たれているので、OPSは2020年は左右差がほとんど無い。2019年に関してはむしろ右打者の方がOPSが高い。
奪三振に関しては、2020年はフォークで右打者から奪えるようになったが、スライダーで左打者から奪えなくなった。

4. 球速

2020年のNPBの平均球速が144.9km/hなので、NPB平均よりも5km/hほど遅い投手である。
リリーフだった2019年を除くと、平均球速は年々上昇傾向である。
MAX球速はそれほど変化は見られない。
5. 被打率・被本塁打率

2020年は変化球全般で被打率が上昇した。
特に新球のカットボールは投球数が少ないが、かなり打たれている。

5. 奪三振球種割合・空振率・見逃率


奪三振の球種割合が、2020年はスライダーが減って、ストレートとフォークが増えている。
こちらの方がバランスが良いと思う。スライダーの奪三振が減った原因は空振率の低下である。
一方、チェンジアップの空振率が上昇しているので、右打者への決め球として投球割合を増やした方が良いと思う。

もっとスライダーに偽装出来るように改良した方が良い
6. まとめ
利き手 | 左 |
年齢 | 25 |
球種の豊富さ | ![]() |
制球力 | ![]() |
球速 | ![]() |
奪三振能力 | ![]() |
ストレート | ![]() |
フォーク | ![]() |
チェンジアップ | ![]() |
カットボール | ![]() |
スライダー | ![]() |
カーブ | ![]() |
対左打者 | ![]() |
今回は「田口麗斗投手の投球分析」を紹介しました。
171センチと小柄ながらストレートとスライダーのキレで勝負する投手。
2020年に投球割合を増やしたフォークは被打率も低く、三振も奪えるので優秀です。
それでもストレートとスライダーの投球割合がまだ高いので、チェンジアップの投球割合を増やした方が良いと思いました。そうすれば右打者に緩急が使えて、タイミングが取りづらくなって、長打も減ると思います。
カットボールは投げないか、スライダーに偽装出来るように改良した方が良いと思います。
ヤクルト石川投手がシンカー(スクリュー)とチェンジアップ、スライダーとカットボールを上手く偽装して使うので、色々と直接アドバイスを貰って学んで欲しいです。

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