第59回 【プロ野球】2021新人王候補の練習試合・オープン戦打撃分析(佐藤 輝明)
5. 球種別成績
全球種あまり偏りが無く、打ちに行っています。
ヒットにしたのはストレート、ツーシーム、カットボール、スライダーで、速球系と横の変化には強いです。ただし、スライダーは右投手は得意としていますが、左投手は空振り率が高いです。
フォーク、チェンジアップ、カーブなどのオフボール(落ちる系)は苦手としています。
6. 打席別成績
明らかに1打席目の成績が良いです。先発投手のエンジンが掛かる前に打つのが得意なのかもしれません。そう考えると初回に打順が回る上位の方が良いと思います。
7. 打球方向別成績
逆方向に打つのが得意で、オープン戦の序盤まではレフトへのヒットが多かったです。オープン戦の後半になってからはライト方向にもヒットが出るようになりました。
意外とセンターにはヒットを打っていません。
8. まとめ
①打球スピード
②打球角度
③逆方向への飛距離
①オフボール(落ちる系)への対応
②左投手の外のスライダーへの対応
③2ストライク後のアプローチ
今回は阪神の「佐藤 輝明」選手の練習試合・オープン戦の打撃分析を紹介しました。
佐藤選手の長所は打球スピードが速く、打球角度も良いので、逆方向にも本塁打を打てることです。ただし、2ストライク後にヒットを打てていません。そのため、2ストライク後のアプローチ、特に落ちるボールと左の外スラへの対応には課題があります。
まだまだ粗い印象ですが、オープン戦の活躍を見ると、本塁打を25本近く打ちそうです。それだけ打てばほぼ新人王は獲れると思います。
↓2021年新人王候補野手の打撃分析↓
1人目・巨人「秋広 優人」
2人目・阪神「佐藤 輝明」
3人目・中日「根尾 昂」
4人目・横浜「牧 秀悟」
5人目・ロッテ「山口 航輝」
6人目・西武「ブランドン」
7人目・オリックス「紅林 弘太郎」
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