第60回 【選抜】市和歌山・小園健太投手の投球分析(2021年3月23日)
最速152キロの速球に、鋭く曲がるカットボールなど変化球も多彩な世代No.1右腕の小園健太投手。今回は3月23日の県岐阜商との試合での小園健太投手の投球分析を紹介します。使用したデータはスポナビライブのデータです。
1. 対左右成績
制球に苦しみ、6回以外は毎回走者を背負いながらも被安打4、奪三振8、与四球6で県岐阜商を完封しました。
対左右の成績を見ると、左打者に少し苦労した印象ですが、それでも被打率は.250でした。
2. 投球割合
小園投手の球種はストレート、ツーシーム、フォーク、カットボール、スライダー、カーブの6球種と多彩です。しかも試合後のコメントからチェンジアップも投げていたみたいです。スポナビライブではフォークに分類された何球かがチェンジアップだったと考えられ、7球種を投げていたことになります。
右打者にはバランス良く投げていますが、左打者は8割がストレートでした。本来はカットボール、ツーシーム、チェンジアップが投球の軸です。しかし、試合中に対戦相手に狙われていると感じ、スライダーのキレも良かったこともあり、スライダー中心の配球にシフトチェンジしました。
3. コース別投球数
投球数が多かったストレート、フォーク、スライダーのコース別投球数。
左右ともにアウトコースが中心です。インロー、インハイのストライクゾーンには1球も投げていません。特にスライダーは右打者のインコースには1球も投げていないことから、かなり制球が出来ていたと考えれます。
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