第255回 【MLB】MVPとサイヤング賞候補のフルシーズン換算成績

大谷翔平選手の二刀流での活躍を見ていて、
「162試合換算にしたらどれくらいの成績なんだろう?」
「今年もMVP取れるんだろうか?」
「サイヤング賞は無理なのかな?」
と思い、今回は「【MLB】MVPとサイヤング賞候補のフルシーズン換算成績」を紹介します。
データはBaseball SavantとFanGraphsのデータを使用します。

MVP候補
ア・リーグ
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(ア・リーグ)
評価が難しく、意見が分かれそうなのはやっぱり大谷翔平選手です。
投手としても「14勝9敗、防御率2.90、奪三振203」換算なので、投打の成績を考慮すればMVPです。
ただ、去年のせいで皆の感覚が麻痺していている上、他の候補と比べるとOPSが大きく見劣りしているので、この成績では票が伸びない可能性があります。「40本塁打またはOPS.950」はクリア出来ないとMVPは厳しいかもしれません。
大谷翔平選手以外にMVP候補を考えた時にア・リーグはOPS1.000を超えている選手が4人もいます。その中でもMVP最有力候補はジャッジ選手です。
やはりシーズン60本以上というインパクトは大きいので、大台を超えた場合はかなり可能性が高いです。
対抗馬になりそうなのはラミレス選手です。WARはジャッジ選手以上なので、「3割、40本、150打点、30盗塁」をクリア出来れば票が割れそうです。
トラウト選手、アルバレス選手、ディバース選手もMVP級な成績なので、可能性は十分にあり得ます。

ナ・リーグ
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(ナ・リーグ)
ナ・リーグMVP最有力はゴールドシュミット選手です。打率、本塁打、打点、OPSとバランス良くハイレベルな成績です。
対抗馬としてはハーパー選手とマチャド選手です。
ハーパー選手は盗塁が多いので、ゴールドシュミット選手よりも評価を上げる可能性がある一方で、
今年はDHが多くて守備をマイナス評価されそうです。
マチャド選手は逆に守備でプラス評価を受けれそうな反面、本塁打が30本以下なのは厳しいかもしれません。
大穴はアロンソ選手で、打率は少し低いですが「50本塁打、150打点」をクリア出来ればMVPの可能性は高まります。
あとはエドマン選手は盗塁と守備でかなりのプラスがある分、「3割、OPS.900」をクリア出来れば可能性は十分にあり得ます。

サイヤング賞候補
ア・リーグ
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(ア・リーグ)
ア・リーグのサイヤング賞最有力はマクラナハン投手です。
防御率、奪三振で他を圧倒しており、被打率やWHIPもトップなので、このままいけばマクラナハン投手が受賞しそうです。
対抗馬になりそうなのはバーランダー投手とマノア投手です。マクラナハン投手よりも勝ち星に恵まれており、他もバランス良くハイレベルな成績です。
コルテス投手、コール投手、ペレス投手も今後の活躍次第では十分に可能性があります。
大谷翔平投手は他の候補と比べると防御率が見劣りするので、2点台前半まで落とせればサイヤング賞も可能性があります。

ナ・リーグ
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(ナ・リーグ)
ナ・リーグのサイヤング賞最有力はゴンソリン投手です。
防御率、被打率、WHIPもトップである上に無敗で最多勝なのは大きいので、このままいけばゴンソリン投手が受賞しそうです。
対抗馬になりそうなのはアルカンタラ投手です。投球回が断トツの237回、奪三振も200以上であり、他もバランス良くハイレベルな成績です。
マスグローブ投手とフリード投手もバランス良く好成績ですが、上記二人に比べるとやや劣ります。バーンズ投手とロドン投手は奪三振が多いですが、勝ち星に恵まれていません。
ダルビッシュ有投手は他の候補と比べると防御率と奪三振が見劣りするので、「防御率を2点前後」まで落とせればサイヤング賞の可能性はあります。

まとめ
【大谷翔平選手】
打率.260、34本、101打点、16盗塁、OPS.823
防御率2.90、14勝9敗、203奪三振、WHIP1.01
【MVP最有力候補】
ア・リーグ : ジャッジ選手
ナ・リーグ : ゴールドシュミット選手
【サイヤング賞最有力候補】
ア・リーグ : マクラナハン投手
ナ・リーグ : ゴンソリン選手


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