第298回 【阪神】2023年新外国人シェルドン・ノイジー選手の打撃分析
2022年11月18日、阪神が新外国人選手としてアスレチックス傘下3AでFAのシェルドン・ノイジー選手(27)を獲得調査していると複数の報道機関で報道されました。
その後12月16日、阪神は来季の選手契約を締結したと発表しました。推定年俸は130万ドル(約1億7940万円)で、背番号は「7」。
今回はそんな「【阪神】2023年新外国人シェルドン・ノイジー選手の打撃分析」を紹介します。
使用するデータはBaseball SavantとFanGraphsです。
1. 基本情報
強肩のユーティリティ
所属球団 | オークランド・アスレチックス (2019) ロサンゼルス・ドジャース (2021) オークランド・アスレチックス (2022) |
ポジション | 三塁、二塁、一塁、遊撃、外野 |
投打 | 右投右打 |
生年月日 | 1994年12月10日(27歳) |
身長 | 182.9 cm |
体重 | 88.5 kg |
2. 年度成績
3Aでは高打率
MLB通算で打率.212、7本塁打、OPS.558で、3A通算で打率.299、50本塁打、OPS.824です。打数が少ないですが、今季は3Aで打率.398、5本塁打、OPS1.018と活躍しました。
打撃の特徴は「右投手が得意」「センター返し多い」「ゴロが多い」「四死球が少ない」「三振が多い」などが挙げられます。
守備はメインが三塁、サブポジとして二塁、一塁、外野、遊撃を守った経験があるユーティリティプレイヤーです。失策は多いですが守備範囲が広いタイプで強肩です。
走力は「1塁までの到達タイム」や「スプリントスピード」の両方で平均以下の数字ですが、三塁打の盗塁の数を考えると走力は平均並と考えられます。
3. 対左右成績
対右投手の方が得意
対右投手のOPS.684とNPB平均以上で、右投手を得意としています。
一方、左投手はOPS.405と左投手は苦手です。
4. 得点圏成績
チャンスはやや得意
得点圏とそれ以外では得点圏の方が成績が良く、チャンスはやや得意です。
特に長打率が高くなっています。
5. カウント別成績
初球〇
明らかに初球やボール先行での成績が良いです。
また初球の打数が多いことから分かるように、初球スイング率が31.9%(MLB平均29.5%)とやや積極的に振ってくるタイプです。
6. コース別成績
右投手のインコース○
右投手はインコースが得意です。また、アウトローが得意です。
一方、左投手に対しては同じコースでも苦手です。
7. 球種別成績
ストレートとチェンジアップが得意
全球種がMLB平均以下ですが、その中でストレートとチェンジアップは得意そうです。
8. 打球方向別成績
センター返しが多い
打球の44.8%、ホームランも4本がセンター方向であることから、センター返しが多い打者です。
ライト方向のホームランは0本でした。
9. 打球種類成績
ゴロが多い
ゴロ率58%(MLB平均45%)と非常に多く、ラインドライブとフライの比率が低いです。
10. 打球速度・角度
バレル率が低い
打球速度はMLB中央値より遅いです。
一方、打球角度は低く、バレル率4.9%と低いです。
まとめ
①MLB通算.212、7本、OPS.558
②今季3A.398、5本、OPS1.018
③三振が多い
④内外野を守るユーティリティ
⑤守備範囲が広くて強肩
⑥走力は平均並
⑦右投手得意
⑧チャンスやや得意
⑨初球〇
⑩右インコースが得意
⑪ストレート、チェンジアップ得意
⑫センター返し多い
⑬ゴロ率58%(MLB平均45%)
⑭低バレル率
今回は「【阪神】2023年新外国人シェルドン・ノイジー選手の打撃分析」を紹介しました。
MLB通算で打率.212、7本塁打、OPS.558で、3A通算で打率.299、50本塁打、OPS.824です。打数が少ないですが、今季は3Aで打率.398、5本塁打、OPS1.018と活躍しました。
打撃の特徴は「右投手が得意」「センター返し多い」「ゴロが多い」「四死球が少ない」「三振が多い」などが挙げられます。
守備はメインが三塁、サブポジとして二塁、一塁、外野、遊撃を守った経験があるユーティリティプレイヤーです。失策は多いですが守備範囲は広いタイプで強肩です。
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