第101回 【佐々木朗希】プロ初勝利(2021年5月27日投球分析)
5月27日の阪神戦で佐々木朗希投手が人生初の甲子園でプロ初勝利。5回を94球7安打4失点(自責3)、5奪三振2四球1敬遠の投球内容でした。
今回は「【プロ初勝利】佐々木朗希投手の投球分析(2021年5月27日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。過去の佐々木朗希投手の投球分析については下記を参考にして下さい。
佐々木朗希投手の過去記事一覧
1. 対左右成績
今回は右打者にヒット、二塁打を多く打たれましたが、三振も多く奪いました。
2. 投球割合
上は前回(5月16日)、下は今回(5月27日)の右打者、左打者への投球割合です。
今回(5月27日)も前回(5月16日)同様にストレート、フォーク、スライダーの3球種のみでした。高校時代に投げていたチェンジアップとカーブは投げませんでした。
前回(5月16日)の投球割合と比べて、右打者にはフォークの割合が減っています。
左打者にはスライダーの割合が増えています。
回別投球数ですが、点を取られなかった回では15球以下に抑えられています。5回に30球投げなければ6~7回は投げれそうなペースです。
3. コース別投球数
上は前回(5月16日)、下は今回(5月27日)の左右打者別のコース別投球数です。
驚きなのは高めのボールゾーンに一球も投げていません。
右打者のストレートに関しては、アウトロー中心の投球をしていたことが分かります。左打者のストレートに関しては、満遍なく投球しています。
前回と違い、高めのフォークがほとんどありませんでした。
スライダーは右打者のアウトローのボールゾーンへの投球が多かったです。
フォーク、スライダーの変化球がほとんどストライクゾーンに投げていません。
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