第19回 【メジャー(MLB)左投手】平均球速・平均回転数
前回からの続きで2020年のメジャー(MLB)左投手のトラックマンデータの解析結果を紹介したいと思います。
分量が多いので数回に分けて紹介します。今回は「平均球速・平均回転数」です。
元データはBaseball Savantで、右投手については過去記事を参考にして下さい。
第10回 メジャー(MLB)右投手の平均球速・平均回転数
1. 平均球速・平均回転数
平均球速
平均球速はストレートとツーシームがほぼ同じで、スプリットとチェンジアップとスライダーがそれより遅い。
その中間にカットボールがある。
ナックルカーブ、カーブはスライダーなどよりもさらに遅い。
平均回転数
平均回転数はツーシームはストレートよりも少し少ない程度である。
カットボール、スライダー、カーブ、ナックルカーブはストレートとほぼ同じくらい。
抜く変化球であるスプリットとチェンジアップはストレートよりもだいぶ回転数が少ない。
2. まとめ
今回は2020年のメジャー(MLB)投手のトラックマンデータの解析結果として、
「メジャー(MLB)左投手の平均球速・平均回転数」を紹介しました。
・ストレートとツーシームがほぼ同じ
・スプリットとチェンジアップとスライダーがほぼ同じ
・右投手に比べると全球種3kmくらい遅い
・ストレートよりもツーシームは少し少ない程度
・曲げる変化球であるカットボール、スライダー、カーブ、ナックルカーブはストレートとほぼ同じ
・抜く変化球であるスプリットとチェンジアップは回転数が少ない
次回は「メジャー(MLB)左投手の平均リリースポイント・平均変化量」を紹介する予定です。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません