第25回 【MLB】澤村拓一投手はメジャーで通用するのか?
今回は「澤村投手はメジャーで通用するのか?」ということで、
「投球割合、左右被打率・球速、被打率・被本塁打率、奪三振球種割合・空振率・見逃率」
の2020年のデータから投球分析して、澤村投手がメジャーで通用するのかを考えます。
データは下記のいくつかのサイトを参考にしてます。
プロ野球データFreak
Baseball LAB
変化球割合
1. 基本情報・成績
所属球団 | 読売ジャイアンツ ⇒ 千葉ロッテ ⇒ ボストン・レッドソックス |
ポジション | 先発 ⇒ リリーフ |
投打 | 右投右打 |
生年月日 | 1988/4/3 |
身長 | 184 cm |
体重 | 102 kg |
奪三振率が高く、イメージよりも四死球は少なかった。
2. 投球割合
投球のほとんどがストレートとスプリットである。
たまにスライダーも投げている。
カットボールとツーシームは投げていないに等しい。
タイプとしては平野投手に似ている。
第6回 メジャー(MLB)右投手の球種、投球割合
3. 左右成績・球速
右打者よりも左打者の被打率とOPSがとても良い。
平均球速は2km/hほどメジャー平均よりも速い。
第10回 メジャー(MLB)右投手の平均球速・平均回転数
4. 被打率・被本塁打率
ストレートの被打率が高く、スプリットとスライダーの被打率が低い。
特にスプリットは投球割合が高いが、ほとんど打たれていない。
被本塁打は全てストレートである。
第9回 メジャー(MLB)右投手のコース別被打率、被本塁打
5. 奪三振球種割合・空振率・見逃率
やはりスプリットが決め球と使用されていることが分かる。
空振率も高く、見逃率も低い。
一方、ストレートは空振率が3.8%と低く、決め球としては少し疑問である。
6. まとめ
利き手 | 右 |
年齢 | 32 |
球種の豊富さ | (2 / 5) |
制球力 | (3 / 5) |
球速 | (4.5 / 5) |
奪三振能力 | (5 / 5) |
ストレート | (4 / 5) |
ツーシーム | (1 / 5) |
スプリット | (4.5 / 5) |
カットボール | (1 / 5) |
スライダー | (4 / 5) |
対左打者 | (5 / 5) |
今回は「澤村投手はメジャーで通用するのか?」を紹介しました。
ストレートの空振率が低いので、決め球としては少し疑問である。
決め球のスプリットは、被打率が低く、空振率が高く、見逃率が低いのでメジャーでも通用しそうです。
スライダーは、被打率が低く、空振率が高いことから投球割合を増やした方が良い。
総括すると、日本人投手が活躍するための条件の「落ちる球」であるスプリットが投げられて被打率も低いこと、同じタイプの平野投手が活躍していることを考えると通用する可能性は高いと思います。
右打者の被打率が悪いのでスライダーの投球割合を増やせば、右打者ももっと抑えられると思います。
そうすれば守護神として活躍する投手になる可能性を秘めています。
・ストレートの空振り率が低いのは課題
・スプリットはとても優秀で通用しそう
・スライダーは被打率が低く、空振率が高いことから投球割合を増やした方が良い
おまけ(ルーキーイヤー)
やっぱりスライダーは投げた方が良い。
下の記事の内容が本当なら「スライダーを犠牲にして筋肉を手に入れた」ことになる。
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