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第35回 【ソフトバンク】新外国人コリン・レイ投手の投球分析

2023年2月9日

今回は「【ソフトバンク】新外国人コリン・レイ投手の投球分析」ということで、
メジャーに在籍していた2015~2020年Baseball Savantのトラックマンデータを紹介したいと思います。



1. 基本成績

所属球団サンディエゴ・パドレス (2015-2016)
マイアミ・マーリンズ (2016)
シカゴ・カブス (2020)
福岡ソフトバンクホークス (2021)
ポジション先発
投打右投右打
生年月日1990/7/1
身長195.6 cm
体重102.1 kg
基本情報
年度別成績
メジャー(MLB)の成績(2015-2020年)

イニングに対して奪三振が少し少なく、与四死球は平均的である
やや左打者の方が相性が良い

2. 投球割合

コリン・レイ投手の投球割合(全打者)
コリン・レイ投手の投球割合(右打者)
コリン・レイ投手の投球割合(左打者)

コリン・レイ投手がメジャーで投げていたのは、ストレート、ツーシーム、スプリット、カットボール、カーブの5球種
この5球種の変化球が投げれるのに、スライダーが無いのは特徴的である。
2020年はストレートとスプリットの割合が増え、ツーシームの割合が減っていた。
第6回 メジャー(MLB)右投手の球種、投球割合

右打者と左打者で投球割合があまり変わらない

やきゅまる
投球割合からすると、速く小さい変化でゴロを打たせるグラウンドボーラーと思われる

3. コース別投球割合

コリン・レイ投手のコース別投球割合

メジャー平均と比べると、アウトコースの割合が多い
第7回 メジャー(MLB)右投手のコース別投球割合

ツーシーム

コリン・レイ投手のコース別投球割合_ツーシーム

スプリット

コリン・レイ投手のコース別投球割合_スプリット

カットボール

コリン・レイ投手のコース別投球割合_カットボール

カーブ

コリン・レイ投手のコース別投球割合_カーブ

4. カウント別投球割合

コリン・レイ投手のカウント別投球割合(右打者)
コリン・レイ投手のカウント別投球割合(左打者)

ストレートとツーシームはボールが先行すると投球割合が高くなる。
カウント球、決め球用の球種が特になく、全体的にバランス良く投げている。
第8回 メジャー(MLB)右投手のカウント別投球割合

5. 被打率・被本塁打

球種別被打率

球種別被打率

右打者にはストレートとカットボール左打者にはストレートとツーシームとカーブの被打率が低い。

コース別被打率

コリン・レイ投手のコース別被打率

右打者はアウトコース、左打者はインコースの被打率が低い。
第9回 メジャー(MLB)右投手のコース別被打率、被本塁打

コース別被本塁打

コリン・レイ投手のコース別被本塁打

右打者にはインロー、左打者にはアウトコースで被弾している。

6. 球速・回転数

コリン・レイ投手の球速・回転数
コリン・レイ投手の平均球速・平均回転数
コリン・レイ投手の平均球速・平均回転数_表

メジャー平均よりも全体的に球速が少し遅く、平均回転数は少ない
第10回 メジャー(MLB)右投手の平均球速・平均回転数

7. 平均リリースポイント・変化量

平均リリースポイント

コリン・レイ投手の平均リリースポイント
コリン・レイ投手の平均リリースポイント_前後
コリン・レイ投手の平均リリースポイント_表

リリースポイントはメジャー平均よりも高く、頭に近い
エクステンションはメジャー平均並み
第11回 メジャー(MLB)右投手の平均リリースポイント・平均変化量

変化量

コリン・レイ投手の変化量
コリン・レイ投手の平均変化量
コリン・レイ投手の平均変化量_表

ストレート、ツーシーム、スプリット、カットボールはホップ成分が多い
特にスプリットは落ちがイマイチで、これが被打率の高さに繋がっている。
カーブはメジャー平均並みである。
第11回 メジャー(MLB)右投手の平均リリースポイント・平均変化量

やきゅまる
スプリットが落ちるようになったら奪三振は増えそう

8. 軌道

三塁側から見た軌道
上から見た軌道
捕手目線の軌道
捕手目線の軌道_ピッチトンネル

メジャー平均より全球種の軌道が似ている。
第12回 メジャー(MLB)右投手の軌道シミュレーション

やきゅまる
手元の小さい変化で打ち取ることが出来そう

9. 打球の種類比率・リスク管理

コリン・レイ投手の打球の種類比率
コリン・レイ投手のリスク管理

メジャー平均よりも全球種のゴロ率が高い
空振三振率は全球種低く、ツーシームの見逃三振率は高い
第13回 メジャー(MLB)右投手の打球種類比率・リスク管理

10. まとめ

利き手
年齢30
球種の豊富さ[usr 4 size=20 img="06.png"]
制球力[usr 2 size=20 img="06.png"]
球速[usr 4 size=20 img="06.png"]
奪三振能力[usr 3 size=20 img="06.png"]
ピッチトンネル[usr 4 size=20 img="06.png"]
ストレート[usr 4.5 size=20]
ツーシーム[usr 4 size=20]
スプリット[usr 2 size=20]
カットボール[usr 3 size=20]
カーブ[usr 3 size=20]
対左打者[usr 4 size=20 img="05.png"]
リリース近さ[usr 4 size=20 img="05.png"]
リリース高さ[usr 4 size=20 img="05.png"]
球持ち[usr 3 size=20 img="05.png"]
各能力の評価

多彩な球種をバランスよく投げる軟投派で、打たせて取る投球が持ち味の投手
平均球速は日本では速い部類で、左打者も得意にしているので活躍する可能性は高いです。
スプリットが落ちるようになると、かなりの活躍が期待できます。
ただし、ソフトバンクの先発投手陣のレベルは高いので、先発ローテに入れる保証はありません。

成績と投球割合

・奪三振が少し少なく、与四死球は平均的

・ストレート、ツーシーム、スプリット、カットボール、カーブの5球種

・右打者と左打者で球種の投球割合があまり変わらない

・アウトコースの割合が多い

・カウント球、決め球用の球種が特になく、全体的にバランス良く投げる

被打率

・右打者はアウトコース、左打者はインコースの被打率が低い

・右打者にはインロー、左打者にはアウトコースで被弾

球速、回転数

・全体的に球速が少し遅く、平均回転数は少ない

リリースポイント、変化量、軌道

・メジャー平均よりも高く、頭に近い

・エクステンションはメジャー平均並み

・ストレート、ツーシーム、スプリット、カットボールはホップ成分が多い

・カーブはメジャー平均並み

・全球種の軌道が似ている