第54回【野球用品】ジャベリックスロー(フレーチャ)の種類とオススメ
✔野球部の指導者
✔子供を持つ保護者
✔もっと野球が上手くなりたい方
「指導しても手投げの子がいる」
「うちの子は投げ方が変だな?」
と悩んでいる方は結構いらっしゃると思います。そんな方々は「ジャベリックスロー」、「ジャベボール」って、聞いたことはありますか?
ジャベリックスローの練習効果について、球界のエースであるオリックス・山本由伸投手は
「(ジャベリックスローは)チェックポイントを確認出来る練習です」
「身体全体を使って投げないとやりは遠くへ飛ばない。野球ボールばかり投げていると、すごく小さいので、簡単にどうやっても投げれるので、やっぱり楽をしてしまう(フォームを崩しやすい)。」
と語っていました。
つまりジャベリックスローは、「正しい投げ方が自然と身に付く練習」です。
しかし、実際に買おうと思うと色々と種類があり、「野球の練習にはどれを買えば良いの?」ってなりがちなので、今回は「ジャベリックスローの種類と選び方」を紹介したいと思います。
※2022年1月にフレーチャについても追記
そもそもジャベリックスローって何?
ジャベリックスローは競技名
ジャベリックスローとは、陸上競技におけるやり投げの小中学生版種目名のことです。
用具名は「ターボジャブ」
ジャベリックスローでは上の画像のようなロケット状の「ターボジャブ」を投げます。ターボジャブのことも「ジャベリックスロー」と呼ぶ人もいます。
小学生用は「ジャベボール」
小学生の競技では、上の画像のような「ジャベボール」が使用されます。形状はラグビーボールに似ていて、後ろに羽が付いています。投げると内蔵された笛が音を鳴らすので、その音でちゃんと投げられているか判断出来ます。
野球への応用
ジャベリックスローを野球界へ流行させたのは間違い無く、オリックス・山本由伸投手だと思います。
山本由伸投手は体型が大きくなく、スリムですが、球界トップクラスの剛速球を投げれる投手です。その理由はウエイトトレーニングをせず、体の使い方を向上させることに重点を置いた練習をされているからです。
体の使い方を確認するために、ジャベリックスローを練習に取り入れているそうです。
ジャベリックスローの種類と選び方
現在市販されている物は、陸上用と野球用など大きく分けて6つです。
陸上用でも効果はありますが、やはり野球用の商品を購入した方が良いと思います。
①中学生陸上競技用の「ターボジャブ」
②野球用の「ターボジャブ」
③小学生陸上競技用の「ジャベボール」
④野球用の「ジャベボール」
⑤小さい子供向けの「ジャベボールミニ」
⑥野球用に特化した「フレーチャ」
どれを買えば良いかお悩みの方へのオススメ
④の「野球用のジャベボール」を購入することをオススメします。
理由は2つあります。
1つ目は、大人でも最初から「ターボジャブ」をちゃんと投げるのは難しいからです。
特に子供の場合は、重さもあるので無理に投げてしまうと怪我の心配もあります。
まずは難易度の低い「ジャベボール」で体の使い方を覚えてから、「ターボジャブ」に移行した方が良いと思います。
2つ目は、「ジャベボール」の方が値段が安いことです。
小さい子供へのオススメ
⑤の「小さい子供向けのジャベボールミニ」を購入することをオススメします。
ジャベボールよりも小さく、手が小さな子供でも投げることが出来ます。
陸上用ですが、小さい子供には十分な効果があります。
ただし、この「ジャベボールミニ」は大人には小さすぎるので、大人には効果が薄いです。
慣れてきた方は「フレーチャ」がオススメ
⑥の「フレーチャ」を購入することをオススメします。
2021年に発売された野球用トレーニングに特化した商品です。
野球ボールを投げる感覚に近い設計がされており、全身を使って投げることで、肘や肩などに負担の少ない正しい投げ方を習得することができます。
現在、練習で山本由伸投手や髙橋宏斗投手が使用しているのが、こちらの商品です。
まとめ
今回は「ジャベリックスローの種類と選び方」を紹介しました。
トップを作って、全身でボールを投げるのは野球では大事ですが、野球ボールばかりだと忘れがちになります。
野球関係者は1度は「野球用のジャベボール」を購入して、使用することをオススメします。
それほど高い商品ではありませんので、1度購入を検討されてはいかがしょうか?
その後、慣れてきた方は「フレーチャ」を使用するとさらに効果的だと思います。
下の動画は、実際に山本由伸投手と髙橋宏斗投手が使用しているものです。フォームなど参考にして下さい。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません