第76回 【MLB】菊池雄星投手が進化して飛躍の年の予感!(2021年4月2日投球分析)

2021年11月22日

メジャーの日本人投手が全員投げたので、初登板の投球分析を紹介していこうと思います。

今回は「菊池雄星投手の2021年4月2日投球分析」です。2019年と2020年の投球分析については上記の過去記事を参考にして下さい。データはBaseball Savantのトラックマンデータを使用しました。


1. 投球概要(2021年4月2日)

菊池雄星投手の左右別成績(2021年4月2日)
菊池雄星投手の左右別成績(2021年4月2日)

現地時間4月2日に行なわれたジャイアンツ戦、6回を投げて2本のホームランを含む6安打1四球3失点最速97.4マイル(約157キロ)のストレートを軸にしたストライク先行の投球で、メジャーでの自己最多に並ぶ10奪三振をマーク

左右別で見ると、右打者から多くの8三振を奪った一方で、2本塁打も含む6安打も打たれました。

やきゅまる
やきゅまる
ストライク先行で四球が少ないのは成長の証

2. 左打者にスライダーを多投

2020年との比較

菊池雄星投手の投球割合_2020年との比較
菊池雄星投手の投球割合_2020年との比較

左右別

菊池雄星投手の投球割合_左右比較
菊池雄星投手の投球割合_左右比較

2020年と比較すると、少しスライダーの割合が多くなっています。

左右別では、チェンジアップは右打者のみに投げていて、左打者にはスライダーの投球割合が多くなっています。

3. ストレートとスライダーで三振が獲れている!

菊池雄星投手の球種別成績
菊池雄星投手の球種別成績

スライダーは安打も許さず、三振を4つも獲れていたので、かなり良さそうです。

ストレートは三振を5つも獲れていますが、本塁打も2本打たれています。

4. 全球種の回転数が増加!

菊池雄星投手の球速と回転数
菊池雄星投手の球速と回転数

ストレートの球速は2020年並みですが、カットボールとスライダーは2~5km/hくらい遅いです。それでもメジャー平均に比べると、カットボールはかなり高速です。

また全球種の回転数が増加しており、キレを感じる投球でした。

やきゅまる
やきゅまる
本当に年々進化しているね

5. 回別平均球速は安定

菊池雄星投手の回別球速
菊池雄星投手の回別球速

初回からギアを上げていた印象で、平均球速も155km/hを超えています。2回以降は安定して152km/h前後をキープしていて、球威が落ちることは無かったです。