第270回_【佐々木朗希】3敗目も復調気配(2022年8月10日投球分析)

2022年9月26日

佐々木朗希投手の投球内容(2022年8月10日)
佐々木朗希投手の投球内容
(2022年8月10日)

2022年8月10日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンでのソフトバンク戦に先発。

6回を投げて91球、被安打5、四死球0、奪三振10、3失点(自責2点)の投球内容でしたが、3敗目

2回に柳田選手にカーブを本塁打され、連打で作ったピンチで2連続スクイズと失策で3失点(自責2点)しました。しかし、三回以降は5連続奪三振を含む圧巻の奪三振ショーを披露しました。

前回登板では平均154.2km/hと球速が出ていませんでしたが、今回は平均157.9km/hと、ストレートに球威が戻ったのが3回以降の好投の大きな要因だと考えられます。

今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年8月10日)」を紹介します。

佐々木朗希投手の過去記事一覧

使用するデータはスポナビライブのデータです。

やきゅまる
やきゅまる
球速が復調したら、やっぱり打たれないね

1. 球種・投球割合

ほぼストレートフォークの2球種

佐々木朗希投手の日別投球割合(2022年8月10日まで)
佐々木朗希投手の日別投球割合
(2022年8月10日まで)

今回はストレートフォークスライダーカーブ4球種です。

ただし、スライダーカーブはわずか3球(3%)のみだったので、ほぼストレートフォークの2球種でした。

やきゅまる
やきゅまる
やっぱりこの2球種が大事だね

左右ともに平均くらいの投球割合

佐々木朗希投手の対左右投球割合(2022年8月10日)
佐々木朗希投手の対左右投球割合
(2022年8月10日)

右打者にはスライダーカーブが少なかったですが、左右ともにほぼ2022年平均くらいの投球割合でした。

2. コース別

ストレートが真ん中付近

佐々木朗希投手のコース別投球数(2022年8月10日)
佐々木朗希投手のコース別投球数
(2022年8月10日)

ストレートは左右ともに真ん中付近に集まっています。いつもアウトコース中心ですが、今回はあまりコースの偏りがありませんでした。

右打者には高めに抜けるボールもありますが、フォーク低めに多く集まっています。

やきゅまる
やきゅまる
2回は特に真ん中付近に集まっていたね

左打者に真ん中を打たれる

やはり真ん中付近の甘いボールを打たれました。

やきゅまる
やきゅまる
やっぱり真ん中付近のボールだと打たれるね

3. 各成績

右打者は完璧に抑えた

佐々木朗希投手の対左右成績(2022年8月10日)
佐々木朗希投手の対左右成績
(2022年8月10日)

上図は今回、前回登板までの2022年平均の左右別被OPSです。

右打者は7打数0安打とスクイズ以外は完璧に抑えました。

一方、左打者には多くヒットを打たれました。

やきゅまる
やきゅまる
左打者に使えるボールが欲しいね

ストレートの空振り8個

佐々木朗希投手の球種別成績(2022年8月10日)
佐々木朗希投手の球種別成績
(2022年8月10日)

ストライク率70%ゾーン内率54%と高く、ゾーン内で勝負出来ていました。

空振りは12個(前回は8個)と前回に比べると多く奪いました。特にストレート8(前回1個)と急増しました。

やきゅまる
やきゅまる
ストレートで空振りが奪えるのは大きいね

4. 球速

平均157.9km/h、最高160km/h

佐々木朗希投手の球速(2022年8月10日まで)
佐々木朗希投手の球速
(2022年8月10日まで)

ストレート平均球速157.9km/h最高球速160km/hと、前回から復調しました。しかし、2022年の中では遅い方でした。

やきゅまる
やきゅまる
復調しそうな感じはあったね

160km/h超えは4球

佐々木朗希投手の球速帯(2022年8月10日)
佐々木朗希投手の球速帯
(2022年8月10日)

ストレート160km/h超えが55球中4球でした(前回は0球)。復調しましたが、球速的にはまだ本調子ではなさそうです。

やきゅまる
やきゅまる
あと平均2km/hは上がりそう

大きな球速低下はなし

佐々木朗希投手の回別平均球速
(2022年8月10日)

1から6回まで158km/h前後で、大きな球速低下はありませんでした。6回でも158.4km/h出ていたのでスタミナ面は心配無さそうです。

まとめ

佐々木朗希投手の投球内容とコース
(2022年8月10日)
まとめ

①平均157.9km/h、最高160km/h
②160km/h超えが4球
③2022年平均くらいの投球割合
④打たれたのは真ん中付近(特に2回)
⑤空振り12個(前回は8個)
⑥ストレートの空振り8個
⑦6回まで球速維持

今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年8月10日)」を紹介しました。

6回を投げて91球、被安打5、四死球0、奪三振10、3失点(自責2点)の投球内容でしたが、3敗目

2回に柳田選手にカーブを本塁打され、連打で作ったピンチで2連続スクイズと失策で3失点(自責2点)しました。しかし、三回以降は5連続奪三振を含む圧巻の奪三振ショーを披露しました。

前回登板では平均154.2km/hと球速が出ていませんでしたが、今回は平均157.9km/hと、ストレートに球威が戻りました。それが3回以降の好投の大きな要因だと考えられます。

一方、2回に打たれたのは真ん中付近にボールが集まったのが要因だと考えられます。

球威が戻ったとはいえ、まだ本来の球速ではないので、次回登板ではまた平均160km/h以上での奪三振ショーを期待したいです。