第48回 【ソフトバンク】今年ブレイクしそうな若手投手(杉山 一樹)

2021年11月22日

2月のキャンプも終わり、一通り期待の若手選手を見ることが出来ましたので、「今年ブレイクしそうな若手投手」をセ・パで5人ずつ紹介したいと思います。
ヤクルト・奥川投手、ロッテ・佐々木投手のような超有名選手は外しています。

今回紹介するのは、パ・リーグ1人目でソフトバンクの「杉山 一樹」投手です。


杉山 一樹(ソフトバンク)の基本情報

経歴駿河総合高校
三菱重工広島
福岡ソフトバンクホークス (2019 – )
ドラフト2018年 ドラフト2位
ポジション先発・リリーフ
投打右投右打
生年月日1997年12月7日(23歳)
身長193 cm
体重95 kg
基本情報
杉山投手_年度別成績
杉山投手_年度別成績

社会人時代に153km/hを計測し、スカウトの評価を上げてドラフト2位でソフトバンクに入団。
2019年にはプエルトリコのウインターリーグに派遣されました。
昨シーズン7月8日に1軍に昇格すると、いきなり自己最速タイの157km/hを記録するなど1回を1安打3奪三振無失点と、ソフトバンクファンに強烈なインパクトを与えました。

「千賀2世」と呼ばれることが多いですが、昨年オフの自主トレでは当の千賀投手に「群を抜いていた。僕も越された。本当にすごかった」と大絶賛されるほどの逸材です

やきゅまる
やきゅまる
ソフトバンクは逸材多すぎない?

球速

杉山投手_球速

社会人時代に153km/hを計測していましたが、年々球速が速くなり、昨年は平均153km/h、MAX球速が157km/hと剛腕投手に進化しました。

本人は2021年3月2日オープン戦で157km/hを出した際に
「160キロという目標があるので(157キロは)見飽きました」とコメントしており、
まだまだ球速は上がっていきそうです。

やきゅまる
やきゅまる
平均155km/h以上の先発に成長して欲しいな

球種

杉山投手_投球割合(2020年)
杉山投手_奪三振球種割合(2020年)

杉山投手の球種はストレート、スライダー、フォークの3球種です。
この3球種はどれも決め球になり、三振を奪えています。
特にスライダーは縦に鋭く落ちるスライダーでキレがあり、2020年はヒットを打たれず、被打率が.000でした。

やきゅまる
やきゅまる
ストレートだけじゃなく、スライダーもエグい

キャンプ・オープン戦

杉山投手_投球割合(2021年3月2日)

2月23日の西武との練習試合で先発しましたが、3回を2安打2失点と本調子ではありませんでした
最速154km/hを出しましたが、初回に3四球で満塁のピンチを招くなど制球を乱しました。

3月2日の中日とのオープン戦は、制球もある程度安定し、最速157km/hで3回1安打無失点と好投しました。
平均球速も152.2km/hと昨年のリリーフ時並で、安定して150km/hを連発していました。
少し気になるのは、初回は平均154.1km/h、3回は平均150.7km/hと明らかに球速が低下したことです。
これが意図的に抜いたのであれば良いですが、先発ではこの球速を維持出来ないのであれば少し心配です。
それでも速いので十分抑えられるとは思います。

オープン戦では昨年投げていなかったカットボールとカーブを投げていました。
カットボールは平均146km/hと高速で、手元で変化していました。
先発では緩急も必要になると思うので、カーブは杉山投手にとって良いと思いました。

最速157km/hで、抜群のキレの変化球もあり、未だに進化中の逸材。
ソフトバンクの先発陣のレベルは12球団随一ですが、先発ローテを勝ち取って化け物級の活躍を期待したいです。

やきゅまる
やきゅまる
ロマンの塊だね、ソフトバンクがますます強くなってしまう

データは下記のサイトを参考にしてます。
NPB公式サイト
Sportsnavi
日刊スポーツ
プロ野球データFreak
Baseball LAB

変化球割合