第48回 【ソフトバンク】今年ブレイクしそうな若手投手(杉山 一樹)
2月のキャンプも終わり、一通り期待の若手選手を見ることが出来ましたので、「今年ブレイクしそうな若手投手」をセ・パで5人ずつ紹介したいと思います。
ヤクルト・奥川投手、ロッテ・佐々木投手のような超有名選手は外しています。
今回紹介するのは、パ・リーグ1人目でソフトバンクの「杉山 一樹」投手です。
杉山 一樹(ソフトバンク)の基本情報
経歴 | 駿河総合高校 三菱重工広島 福岡ソフトバンクホークス (2019 – ) |
ドラフト | 2018年 ドラフト2位 |
ポジション | 先発・リリーフ |
投打 | 右投右打 |
生年月日 | 1997年12月7日(23歳) |
身長 | 193 cm |
体重 | 95 kg |
社会人時代に153km/hを計測し、スカウトの評価を上げてドラフト2位でソフトバンクに入団。
2019年にはプエルトリコのウインターリーグに派遣されました。
昨シーズン7月8日に1軍に昇格すると、いきなり自己最速タイの157km/hを記録するなど1回を1安打3奪三振無失点と、ソフトバンクファンに強烈なインパクトを与えました。
「千賀2世」と呼ばれることが多いですが、昨年オフの自主トレでは当の千賀投手に「群を抜いていた。僕も越された。本当にすごかった」と大絶賛されるほどの逸材です
球速
社会人時代に153km/hを計測していましたが、年々球速が速くなり、昨年は平均153km/h、MAX球速が157km/hと剛腕投手に進化しました。
本人は2021年3月2日オープン戦で157km/hを出した際に
「160キロという目標があるので(157キロは)見飽きました」とコメントしており、
まだまだ球速は上がっていきそうです。
球種
杉山投手の球種はストレート、スライダー、フォークの3球種です。
この3球種はどれも決め球になり、三振を奪えています。
特にスライダーは縦に鋭く落ちるスライダーでキレがあり、2020年はヒットを打たれず、被打率が.000でした。
キャンプ・オープン戦
2月23日の西武との練習試合で先発しましたが、3回を2安打2失点と本調子ではありませんでした。
最速154km/hを出しましたが、初回に3四球で満塁のピンチを招くなど制球を乱しました。
3月2日の中日とのオープン戦は、制球もある程度安定し、最速157km/hで3回1安打無失点と好投しました。
平均球速も152.2km/hと昨年のリリーフ時並で、安定して150km/hを連発していました。
少し気になるのは、初回は平均154.1km/h、3回は平均150.7km/hと明らかに球速が低下したことです。
これが意図的に抜いたのであれば良いですが、先発ではこの球速を維持出来ないのであれば少し心配です。
それでも速いので十分抑えられるとは思います。
オープン戦では昨年投げていなかったカットボールとカーブを投げていました。
カットボールは平均146km/hと高速で、手元で変化していました。
先発では緩急も必要になると思うので、カーブは杉山投手にとって良いと思いました。
最速157km/hで、抜群のキレの変化球もあり、未だに進化中の逸材。
ソフトバンクの先発陣のレベルは12球団随一ですが、先発ローテを勝ち取って化け物級の活躍を期待したいです。
データは下記のサイトを参考にしてます。
NPB公式サイト
Sportsnavi
日刊スポーツ
プロ野球データFreak
Baseball LAB
変化球割合
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