第370回 【佐々木朗希】5回無安打無失点12Kで降板(2023年5月5日投球分析)
2023年5月5日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンスタジアムでのソフトバンク戦に先発。
5回を投げて89球、被安打0、四死球1、奪三振12、失点0でしたが勝敗はつきませんでした。
強風でフォークの制球が定まらず、初回から球数が増えてしまいました。そのため5回ノーヒットノーランでしたが降板となってしまいました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年5月5日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
今回はスライダーが少なかった
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
ソフトバンク打線が左打者を7人並べたためスライダーが13%と少なかった。
またカーブは投げませんでした。
左打者にもスライダー
今まで右打者に多投していたスライダーを左打者にも8%と投球しました。
初回から26球と球数が多い
初回から球数が26球と球数が多かったです。
これは強風でフォークの制球が不安定でストレートを粘られてしまったためです。
ただ徐々に対応して4回と5回は球数を抑えられました。
2. コース別
スライダーの制球がイマイチ
ストレートは右打者のアウトコース、左打者の高めへの投球が多かったです。
フォークは低めが多かったです。
スライダーは右打者はアウトコース、左打者は低めが多くて効果的でした。
高めのストレート、低めのフォークで三振を量産
高めのストレート、低めのフォークで三振を量産しました。
3. 左右成績
左打者に四球
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
2022年は左打者の方が被安打と与四死球が多かったですが、今回も左打者に四死球1でした。
4. 球種別成績
ストライク率68%、ゾーン内率58%
ストライク率69%(NPB平均63%)、ゾーン内率49%(NPB平均46%)とゾーン内を攻めてストライクを取っていました。特にストレートはストライク率76%、ゾーン内率57%と高かったです。
空振りは21個と多かったです。
ストレートは空振率18%、フォークは空振率32%、スライダーは空振率25%と3球種とも空振率が高かったです。
5. 球速
平均159.4km/h、最高161km/h
ストレートは平均球速158.4km/h、最高球速161km/hで、どちらも今季ワーストです。
160km/h超えは12球
ストレートは160km/h超えが49球中12球でした。100マイル(約160.9km/h)超えは6球でした。
7回まで球速維持
1回から5回まで158km/h前後で最後まで球速を維持してました。
まとめ
①スライダーが少なかった
⇒相手が左打者多かったため
②左打者にもスライダー投球
③1〜3回が球数多い
④ストレートは右はアウトコース、左は高めに投球
⑤左打者の膝元のスライダーが良かった
⑥高めのストレート、低めの変化球で三振量産
⑦ストレートのストライク率76%と非常に高い
⑧3球種とも空振率高い
⑨160km/h超えが49球中12球
⑩球速安定
⑪最後まで球速維持
平均球速158.4km/h
最高161km/h
(両方今季ワースト)
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年5月5日)」を紹介しました。
5回を投げて89球、被安打0、四死球1、奪三振12、失点0でしたが勝敗はつきませんでした。
強風でフォークの制球が定まらず、初回から球数が増えてしまいました。そのため5回ノーヒットノーランでしたが降板となってしまいました。
ストレートは平均球速158.4km/h、最高球速161km/hで、どちらも今季ワーストでした。
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