第462回【ソフトバンク】2024年新外国人ジーター・ダウンズ選手の打撃分析
2024年7月30日、ソフトバンクがヤンキース傘下3Aスクラントンでプレーしていたジーター・ダウンズ(Jeter Downs)選手(26)を獲得したと発表しました。
ダウンズ選手は走力があり強肩の内野のユーティリティーです。
今回はそんな「【ソフトバンク】2024年新外国人ジーター・ダウンズ選手の打撃分析」を紹介します。
使用するデータはBaseball SavantとFanGraphsです。
1. 基本情報
MLBは20試合のみ
所属球団 | ボストン・レッドソックス (2022) ワシントン・ナショナルズ (2023) |
ポジション | 遊撃、二塁、三塁 |
投打 | 右投右打 |
生年月日 | 1998年7月27日(26歳) |
身長 | 178 cm |
体重 | 89 kg |
2. 年度成績
今季3Aの10本塁打、OPS.876
MLB通算で20試合しか出場がなく、打率.182、1本塁打、OPS.533。
今季3Aで69試合、打率.264、10本塁打、OPS.835。
四死球、特に死球が多い選手です。
打撃の特徴は「四死球が多い」「右投手〇」「初球〇」「落ちる球×」「速球×」「プルヒッター」「広角に長打打てる」などが挙げられます。
走力があり、肩が強い
守備のメインは遊撃ですが、三塁と二塁も守れる内野のユーティリティです。
守備範囲は三塁としては広く、遊撃としてはやや狭いです
肩は強いですが、失策は多いです。
「スプリントスピード」から走力はMLB上位と考えられます。100試合ながら盗塁も4年連続で二桁です。
3. 対左右成績
右投手〇
右投手の打率.270、OPS.850と右投手の方が得意です。
4. 得点圏成績
チャンスでやや成績低下
得点圏では成績が少し低下しています。
4. カウント別成績・スイング率
初球〇
初球スイング率33%(3A平均31%)と少し積極的なタイプです。
また初球打率.364と初球が得意です。
ゾーン内スイング率66%、ボール球スイング率25%で四死球も多いので選球眼は少し良いと考えられます。
コンタクト率78%(3A平均72%)とコンタクト能力は平均以上です。
5. コース別成績
右インハイ〇、左インロー〇
右投手か左投手かで得意コースが違います。
右投手はインハイ、左投手はインローが得意です。
6. 球種別成績
速球〇、落ちる球×
ストレート、スプリット、チェンジアップなど速球、落ちる球が苦手です。
ただしツーシームは左右関係なく得意です。
スライダーや右のカットボール、カーブなど曲がり球は得意です。
7. ストレート球速別成績
速球×
ストレートは146-149km/hはOPS.935ですが、150km/h以上は打率1割代苦手です。
8. 打球方向別成績
プルヒッター
レフト方向の打球が多いプルヒッターセンターです。
ただ逆方向にも本塁打も打っており広角に長打を打てます。
9. 打球種類
フライヒッター
3A通算でフライ率31%と高いフライヒッターです。
10. 打球速度・角度
MAX打球速度はMLBレベル
3A通算で平均打球速度139km/hとMLB平均より遅いですが、打球角度か高くバレル率も7.9%と高いです。
またMAX打球速度は175km/hとMLB平均以上で、パンチ力はあります。
まとめ
【基本情報】
①MLBは20試合のみ
②今季3Aで10本塁打、OPS.876
③4年連続10盗塁以上
④死球が多い
⑤内野のユーティリティ(主に遊撃)
⑥守備範囲やや狭く、強肩
⑦失策多い
【対左右・得点圏・月別】
①右投手〇(打率.270、OPS.850)
②チャンスはやや弱い
【カウント・コース】
①初球〇(初球打率.364)
②やや積極的
⇒初球スイング率33%(3A平均31%)
③選球眼はやや良い
④コンタクト能力〇
⑤右インハイ〇、左インロー〇br>
【球種】
①速球×
⇒ただ150km/h以上は1割代
②落ちる球×
③曲がり球〇
【打球方向・種類・速度・角度】
①プルヒッター
⇒ただし広角に本塁打打てる
②フライヒッター
③MAX打球速度はMLB平均以上
④打球角度高い
⑤バレル率7.9%と高い
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