第340回 【佐々木朗希】侍ジャパン強化試合で自己最速更新165キロ(2023年3月4日投球分析)

(2023年3月4日)
2023年3月4日、佐々木朗希投手がバンテリンドームでの侍ジャパン強化試合の中日戦に登板しました。
3回を投げて53球、被安打1、四死球2、奪三振3、無失点の圧巻の内容でした。制球が不安定でしたが、自己最速更新165km/hを含む平均球速161.5km/hと160超えを連発しました。
今回はそんな「佐々木朗投手の投球分析(2023年3月4日)」を紹介します。

1. 球種・投球割合
ストレートを多投

(2023年3月4日)
上が2022年、下が3月4日の対左右投球割合です。
2022年よりストレートを多投し、カーブは投げませんでした。
特に左打者にストレートが多く、スライダーも1球のみでした。

2. コース別
ストレートもフォークも高めに浮き気味

(2023年3月4日)
ストレートもフォークも高めに浮き気味でした。ただ3回はしっかり修正して投げたいところに投げていたと思います。

初回はストレートが浮いていた

(2023年3月4日)
初回はストレートが浮いていたので大島選手に上手く打たれました。

3. 対左右成績
左打者にボールが浮いていた

(2023年3月4日)
左打者4人に対して1安打、1四球とボールが浮いていました。
ただ最後の大島選手に対しては良い感じに制球が出来ていました。

4. 球種別成績
ボール先行だったがストライク率60%

(2023年3月4日)
左がOPS、右が空振率・見逃率・ファウル率の図です。
ビシエド選手などに粘られたので、いつも以上にファウル率が高いですが、フォークの空振率はいつも通り高かったです。
全体としてもストライク率60%、ゾーン内47%といつも通りでした。

5. 球速・回転数
平均161.5km/h、最高165km/h

(2023年3月4日)
今日(2023年3月4日)は平均球速は161.5km/h、最高は165km/hとどちらもキャリアハイの数字です。

フォークも球速が出ていた

(2023年3月4日)
ストレートは160km/h以上が36球中28球と驚異的な球速でした。
フォークも平均球速146.3km/hとNPBのストレート平均球速以上でした。
【2022年平均球速】
フォーク143.4km/h
スライダー141.6km/h

まとめ

(2023年3月4日)
①自己最速更新165km/h
②平均球速161.5km/h
③ストレートを多投
④初回は制球が不安定
⇒高めに抜け気味
⑤ほとんどボール先行だったがストライク率は60%
⑥フォークの平均球速146.3km/h
(NPBのストレート平均球速以上)
今回は「佐々木朗投手の投球分析(2023年3月4日)」を紹介しました。
3回を投げて53球、被安打1、四死球2、奪三振3、無失点の圧巻の内容でした。
制球が不安定でしたが、自己最速更新165km/hを含む平均球速161.5km/hと160超えを連発しました。また3回には修正して制球も安定しました。

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