第10回 【メジャー(MLB)右投手】平均球速・平均回転数
前回からの続きで2020年のメジャー(MLB)右投手のトラックマンデータの解析結果を紹介したいと思います。
分量が多いので数回に分けて紹介します。今回はメジャー(MLB)右投手の平均球速・平均回転数です。
Baseball Savantからのデータの取得とCSVファイルの説明については、過去記事を参考にして下さい。
第1回 メジャー(MLB)投手のトラックマンデータ取得方法(csvファイル)
第5回 メジャー(MLB)投手のトラックマンデータ(csvファイル)の説明
第6回 メジャー(MLB)右投手の球種・投球割合
第7回 メジャー(MLB)右投手のコース別投球割合
第8回 メジャー(MLB)右投手のカウント別投球割合
第9回 メジャー(MLB)右投手のコース別被打率・被本塁打
1. 平均球速、平均回転数
平均球速
平均球速はストレートとツーシームがほぼ同じで、スプリットとチェンジアップとスライダーがほぼ同じである。
その中間にカットボールがある。
ナックルカーブ、カーブはスライダーなどよりもさらに遅い。
平均回転数
平均回転数はストレートよりもツーシームは少し少ない程度である。
曲げる変化球であるカットボール、スライダー、カーブ、ナックルカーブはストレートよりも回転数が多い。
抜く変化球であるスプリットとチェンジアップはストレートよりもだいぶ回転数が少ない。
2. まとめ
今回は2020年のメジャー(MLB)投手のトラックマンデータの解析結果として、
「メジャー(MLB)右投手の平均球速・平均回転数」を紹介しました。
・平均球速、平均回転数はストレートとツーシームがほぼ同じ
・平均球速はスプリットとチェンジアップとスライダーがほぼ同じ
・曲げる変化球であるカットボール、スライダー、カーブ、ナックルカーブはストレートよりも回転数が多い
・抜く変化球であるスプリットとチェンジアップは回転数が少ない
次回は「メジャー(MLB)右投手の平均リリースポイント・平均変化量」を紹介する予定です。
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