第79回 【澤村拓一】ストレートがシュートライズ化!(2021年4月2日、4日、6日投球分析)
メジャーの日本人投手が全員投げたので、初登板の投球分析を紹介していこうと思います。
今回は「澤村拓一投手の2021年4月2日、4月4日、4月6日の投球分析」です。リリーフなので1試合だとデータが少ないので3試合分で分析しました。
データはBaseball Savantのトラックマンデータを使用しました。2020年NPB時代、2021年スプリングトレーニングの投球分析については下記の記事を参考にして下さい。
第25回 澤村拓一投手はメジャーで通用するのか?
第73回 澤村投手がシンカー習得?スライダーのキレが増す?(2021年スプリングトレーニング投球分析)
1. 右打者は完璧に抑えている
澤村投手は3試合ともランナーは出しますが、無失点に抑えています。左右別に見ると、右打者は完璧に抑えていますが、左打者への制球に苦しんでいます。
2. スライダーを多投
2020年との比較
2020年(NPB)と比べると、スライダーの投球割合が増えています。
左右別
左右別では右打者にはスライダー、左打者にはストレートの投球割合が多くなっています。
3. メジャーでも高い三振率をキープ
3試合(3回)で3三振をストレート、スプリットで獲っているので、メジャーでも本来の投球が出来ています。投球割合が増えたスライダーではまだ三振が獲れていませんが、スライダーで三振が獲れてくると投球が楽になりそうです。
4. スプリングトレーニングより回転数増加
球速はほぼスプリングトレーニングと同じくらいで安定していて、澤村投手の特徴でもあるスプリットは148.8km/hと高速をキープしています。
回転数はストレートの回転数が150くらい増加して、映像を見ていると本来のキレが出てきました。
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